出産してから、気分の浮き沈みが激しいし、すごく疲れやすい・・・
子どもが可愛く思えないなんて、母親失格だな・・・
出産後のママさんで、こんな症状に苦しんでいませんか?
それ、「産後うつ」かもしれません
・そもそも「産後うつ」って何?
・「産後うつ」の症状をチェックリストで見える化して受診の目安に!
・「産後うつ」を経験した今だから言えるリラックス方法
「産後うつ」かどうか、自分では気付いていないことも多いです
産後のママは、毎日何をするにも必死ですから・・・
ところが、同じように出産を経験した女性議員のTwitter上での発言に、わたしは目を疑いました
もし奥様が「産後うつ」を言い訳にして家事や育児を怠ったら怒鳴りつけて躾けましょう。私は産後3ヶ月で衆議院議員選挙を全力で駆け抜けました。 「産後うつ」は「甘え」です。(橋本琴絵さん 2020年9月16日のツイートより)
「産後うつ」が「甘え」?
甘えたって良いじゃないですか!だって辛いんですもん!!!
自分の経験を物差しにして、世の中のママがあなたと同じようにできると思わないでほしいです
思わぬことでトレンドワードとなった「産後うつ」、この機会に知ってもらえるチャンスだ!と思い、本記事を書くことに決めました
「産後うつ」に苦しむママを一人でも減らしたい!
出産後から約1年程度、「産後うつ」状態だったわたしが抜け出せた経験から、心身ともにリラックスできた方法をご紹介します!
目次
「産後うつ」って何?この辛い症状、いつまで続くの?
「産後うつ」とは、出産後、10人に1人の割合で発症する「うつ病」です
似たような言葉で「マタニティブルー」というものもあります
「マタニティブルー」も出産後の一時的な気分の落ち込みをあらわす言葉ですが、「産後うつ」と異なる点は、
気分の落ち込みだけでなく、生活に支障が出て、心身に負荷がかかる状態が数週間以上、長ければ年単位で続く、と言うことです
わたしの場合、産後1〜2ヶ月までは、赤ちゃんのお世話だけで毎日必死!!!
自分のメンタルのことなんて、正直気にかけてる暇もなかったです
それまでは、旦那さんも日中、一緒に赤ちゃんのお世話ができていたので心細く感じることもなかったのですが・・・
「なんか、気分がおかしいなぁ・・・」
と気付いたのは、旦那さんが仕事で日中家にいない、
ワンオペ育児が始まった頃(赤ちゃんが産まれて3ヶ月頃)からだったと思います
これって「産後うつ」・・・?チェックリストで症状を見える化して受診の目安に!
「産後うつ」の症状は人によってさまざまです
以下に、「産後うつ」で見られる一般的な症状をあげていますので、ご自身でチェックしてみてください
□常に疲れている
□食欲がなくなる
□イライラしやすい
□今まで楽しい、好きだと思ったことがそうでなくなる
□集中力や記憶力が落ちる
□寝つきが悪くなる
□気持ちの変化(浮き沈み)が激しい
□理由もなく不安になったり泣き出すことがある
□興味を持つことが減る
□友人や他者との交流を面倒に感じてしまう
□自分が悪いと責めてしまう
□「できない」自分が惨めに感じる
□自分ばかりが大変だとひどく感じてパートナーに怒りを感じる
□子どもへの愛情が感じられなくなってしまう
チェック項目が多ければ多いほど、医療機関を受診して対処することが重要になりますが、
まずは、いちばん身近な旦那さんや家族に話してみましょう
それでも症状が治らない時は、住んでいる市区町村の保健師さんや助産師さんと言った第三者へ相談することも「産後うつ」を解決できるきっかけのひとつになります
わたしが「産後うつ」の症状でいちばん苦しかったのは、「自分が悪いと責めてしまう」ことでした
赤ちゃんが泣き止まないのは、わたしが赤ちゃんの気持ちをわかってあげられていないからだ、と常に責め続けていました
元々、頑固で責任感が強い反面、自虐的な考え方をしてしまうわたしの性格上、改善するにはものすごく時間がかかりましたが、幸いにも医療機関を受診せずに「産後うつ」から抜け出すことができました
わたしのように病院を受診しない潜在的な「産後うつ」に苦しむ方は、産後のママ全体の約10〜15%いるのも事実です
赤ちゃんのお世話で自分を労る時間を取るのは正直、難しいことも多いです・・・
ですが!そんな時だからこそ、リラックスする時間を作ってもらえたら、前よりちょっとだけ子育てがラクに感じることができると思います
「産後うつ」から抜け出すため、実際にやって良かった心のリラックス方法!
しっかり睡眠をとること!
睡眠って、めちゃめちゃ大事ですよ!!!
生まれたばかりの赤ちゃんは、1〜2時間サイクルで寝たり起きたりを繰り返します
そうすると、どうでしょう?
夜中だろうが、朝方だろうが、関係なく赤ちゃんは泣きます
夜中だろうが、朝方だろうが、関係なく起こされるママ
睡眠不足にならないわけないじゃないですか!
夜中に何度も起こされて、抱っこしても母乳を頻繁に飲ませても、うたを歌っても泣き止まない時なんて、いっぱいありました!
わたしだって泣きたい気持ちになりましたよ・・・(赤ちゃん抱っこしながら一緒に泣いていました)
そんな時、病院の助産師さんに
「ママが辛かったら、ミルク足しても良いんだよ?」
と言われ、できる限り母乳で育てていきたいと考えていたのですが、思い切ってミルクを足してみたら・・・
夜中も長く寝てくれて、もう感動でした・・・(涙)
それから、睡眠を取りたい時はミルクに頼って、赤ちゃんと一緒にしっかり寝ることにしました!
完璧にやろうとしない!「少し手を抜く」くらいでちょうど良い!
家の中が少しくらい散らかっていても、掃除ができていなくても、ご飯の準備ができなくても
全っっ然、気にしなくて良いです!!!
最初から子育てもできて家事もスムーズにこなせる人はいません・・・
なので、何もかもを完璧にやろうとする気持ちは、一旦捨てましょう!
出産後はしばらく、実家の母親が良く来てくれたので、甘えるところはとことん甘えさせてもらいました!
夕飯のおかずを買ってきてくれたり、娘の世話も一緒にしてくれたり・・・本当に助かりました!
もちろん、パートナーの協力は必要不可欠です!
その上で、溜め込む前に、頼れる人がいるなら頼りましょう!
頼れる家族が近くにいない場合は、民間や行政で運営している子育て支援サービスや有料の一時預かりを利用するのもひとつです!
わたしも、娘が生後半年くらいになった頃、何度か一時預かりサービスを利用しました
その時間だけは、ママではなく「ひとりの人」として戻れる唯一の時間で、かなりリフレッシュできました!
上手な手抜き術が身についてくると、自然とママの心の負担も少なくなっていきます
結果として、子どもに接する気持ちにも余裕が出て、ママもパパも赤ちゃんもハッピーな気持ちで過ごすことができますよvv
ママだけど、ママである前にひとりの「人」!自分のために好きなことをしよう!
ママだからって、好きなことや趣味を諦めたりしていませんか??
もったいないです!!!好きなことがあるならどうか辞めないで!
赤ちゃんと過ごす時間は、かけがえのない宝物のようで、大変な時もあるけど、全部ひっくるめて本当に幸せだと感じるママがほとんどだと思いますが、
四六時中、赤ちゃんと一緒にいるママ・・・
ハッキリ言って、「ママ」から離れる時間は必要です!
わたしがあまりにも出掛けなさすぎていたら、旦那さんも心配して
「友達と出かけて来たらどぅ?娘のことは俺が見てるからさ!」
と言ってくれた時は、友達とカラオケに行ったり、趣味のコスプレを楽しんだり、ひたすら一日中ゲームしたり映画を見たり・・・
何でも良いんです!
自分のために思いっきり好きなことをすると、心がスッキリしませんか?
その結果、イライラが減って子どもに優しく接することができるし、旦那さんへの感謝の気持ちで、家庭内はますます円満になっていったように思います
「産後うつ」の自分を責めないで!できない自分を許してあげよう
前述しましたが、わたしが「産後うつ」の症状でいちばん苦しかったのは、「自分が悪いと責めてしまう」ことでした
ー赤ちゃんが泣き止まないのは自分のせい
ー家事も育児も段取りよくこなせないのは自分のせい
自分を責めてしまうことで、ますます自信を無くしていきました
今振り返れば、「そんなことないよ、あなたは本当によくやっているよ!」と認めてあげたいです
できないことは旦那さんにお願いしたり、家事代行を頼んだり、お買い物はネット注文で済ますとか・・・
良いものや便利なものはジャンジャン頼っちゃいましょう!
ネットの情報や育児本は「へぇ〜」と参考程度にとどめて!
大なり小なり、産後のママは子育ての悩みが絶えず、頭も心もパンク寸前!
初めての子育てなら、なおさらです
不安なこともいっぱいありました!
そのため、知らないこと、不安なことはすぐスマホで検索して調べる内に、どんどん検索魔に・・・
「子育てに正解はありません」
10人いれば、10通りの、100人いれば100通りの子育てがあります
それが正しいのか、間違っているのかなんて、試してみないとわからないことばかりです
それでも不安だった時、わたしは市の担当の保健師さんに相談したり、行政機関が行っている育児相談会や赤ちゃん交流会などに参加して、他のママやパパたちと話し合ったりアドバイスをもらったりすることもありました!
(現在は、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、開催できていない事業もあるので、一度お住いの自治体に確認してみてください)
最後に:いつまで「産後うつ」が続くか不安になっているママたちへ
長い期間、胎内で赤ちゃんを育てて、この世界に誕生させただけで、本当に立派なんです!
自分の体も心も、ゆっくり休ませてあげてください
「産後うつ」の原因や対処法は人それぞれなので、今回ご紹介したリラックス方法で少しでも心とカラダが軽くなれば幸いです
もうすぐ3歳になる娘と過ごす日々は、本当に愛おしくて私たち夫婦の宝物です
「産後うつ」を経験したわたしでも、今では子育てが楽しく、時に大変だけど、それが幸せだなぁと感じるようになりました
赤ちゃんと過ごす時間が、かけがえのないものになりますように・・・
ここまで読んでいただきありがとうございました!
「ゆずしおブログ」では、これからもワーママ&パパに役立つ記事をお届けしていきます
ぜひまた遊びに来てくださいね!^^